プラントの地震防災のマネジメント
ライフサイクルとリスクマネジメント
保安・防災システムの大枠の設計は防災計画を立てる中で行われ、その耐震信頼性はシステム、サブシステムを構成する各種設備の耐震設計、レイアウト設計と防災訓練によって確保されます。
しかし、運転中に材料の劣化が進んだり、周辺の都市化が進んだりすれば、地震災害のリスクは増大してきます。
一方、新たな地震被害経験や研究によって新しい事実が判明したり、地震防災に関する技術が進歩したりすれば、地震災害のリスクを効果的に軽減できるようになります。
地震災害のリスクマネジメントは、プラントの生涯にわたり、永続的に実施されていくものとなります。