法律
■ 保安・防災に係る法律
平成17年年10月1日
法律 |
制定 |
所管 |
目的 |
災害対策基本法 |
昭和36年11月15日 |
内閣府 |
国土並びに国民の生命、身体
及び財産の災害からの保護 |
大規模地震対策 特別措置法 |
昭和53年6月15日 |
内閣府 総務省
経済産業省
国土交通省 |
大規模な地震による災害からの国民の生命、身体および財産の保護 |
地震防災対策 特別措置法 |
平成7年6月16日 |
内閣府 |
地震防災対策の強化による社会の秩序の維持と公共の福祉の確保 |
建築基準法 |
昭和25年5月24日 |
国土交通省 |
建築物の敷地、構造、設備、用途に
関する最低の基準を定めることによる国の生命、健康および財産の保護 |
高圧ガス保安法 |
昭和26年6月7日 |
経済産業省 |
高圧ガスによる災害の防止、公共の安全の確保 |
消防法 |
昭和23年7月24日 |
総務省 |
国民の生命、身体及び財産の火災か
らの保護と、火災又は地震等の災害
による被害の軽減 |
労働安全衛生法 |
昭和47年6月8日 |
厚生労働省 |
職場における労働者の安全、健康の
確保と、快適な職場環境の形成 |
石油コンビナート
等災害防止法 |
昭和50年12月17日 |
経済産業省
総務省
国土交通省 |
石油コンビナート等特別防災区域に
係る災害からの国民の生命、身体及
び財産の保護 |
ガス事業法 |
昭和29年3月31日 |
経済産業省 |
ガス事業の健全な発達と、公共の安
全の確保、公害の防止 |
電気事業法 |
昭和39年7月11日 |
経済産業省 |
電気事業の健全な発達と、公共の安全の確保、環境の保全 |
石油パイプライン
事業法 |
昭和47年6月26日 |
経済産業省
国土交通省
総務省 |
合理的かつ安全な石油の輸送の実現と、公共の安全の確保 |
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災害対策基本法と防災基本計画について
災害対策基本法”は、伊勢湾台風(昭和34年9月)の経験・教訓を踏まえ、昭和36年に交付されました。同法では、国に”中央防災会議”を設置し、”防災基本計画”(防災に関する国の基本的な計画)を作成することとしています。この防災基本計画は、阪神・淡路大震災の経験・教訓を踏まえ、平成7年7月に自然災害対策を中心に修正が行われました。この方針にそって各方面で耐震法規の見直しが行われ、高圧ガス設備等耐震設計基準もこのときに改正されました。同基本計画は、その後も新たな災害経験を踏まえ、また、防災をめぐる社会構造の変化に応ずべく、都度修正されてきています。災害対策基本法は、指定行政機関(中央官庁)及び指定公共機関(日銀、日赤、NHK、NTT等)は”防災業務計画”を、地方公共団体(都道府県、市町村)は”地域防災計画”を作成することとしており、これらも国の防災基本計画にそって都度修正されてきています。
地震防災対策特別措置法と地震調査研究推進本部について
阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、平成7年6月に”地震防災対策特別措置法”が公布され、地震防災対策の強化が図られることとなりました。その1つに地震に関する調査研究の推進のための体制整備があり、内閣府に”地震調査研究推進本部”が設置されています。